セミリタイアをする場合の条件や向いている人・不向きな人などそれぞれタイプ別にご紹介していきます!
最近では終身雇用制度よりもより実力のある人は独立したりヘッドハンティングでより好条件の待遇を受けられる企業へ転職したりと、終身雇用で勤め上げる人が激減しています。
『セミリタイア』や『アーリーリタイア』と言う言葉を耳にする機会も増え、その分憧れを抱くサラリーマンを右肩上がりに推移しています。
単身ならまだしも、
- 妻子を抱えているサラリーマンや
- 親を扶養しているサラリーマン
と言う条件の場合、経済的な不安定を理由に躊躇してしまいがちですね。
サラリーマンでいる限りは、
- 定額のお給料
- 有給休暇
- 厚生年金加入
などが保障されているので、大きな飛躍は無いにしてもある程度の生活は保障されているからです。
では、『セミリタイア』に向いている人・不向きな人はどうタイプなのでしょうか。
やはり出来る限り失敗したくありませんので、事前に向いている人・不向きな人の傾向などがつかめると、『セミリタイア』に踏み切るための自信になったり、また思いとどまったりすることにもつながります。
その条件や向いている人・不向きな人などを、今の僕なりにそれぞれタイプ別にお伝えしていきます。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』に向いている人ってどんな人?案外少ないって本当?
セミリタイアに向いている人は一言で言ってしまえば、『人と関わるのがわずらわしい』と感じるの人だと思います。
とはいえ、一概に『コミュニケーションが嫌い』という人ではないと思ってます。
根底の部分には『ある程度の経験値や人との関わりを通して、収入的にも余裕ができたから』という人がセミリタイアをイメージできる人。
ただ、“会社での人付き合い”なんかがある人は、体調が思わしくなくても付き合い・営業で飲みの場に参加しなければなりませんよね。
一度や二度ならともかく立て続けに飲み会を断っていると、次からは声をかけられなくなったり、所謂出世コースからは外れてしまったりもあります。
結果、将来的な昇給は期待出来ませんよね。
セミリタイアに憧れを持つ人は、『怠け癖のある人』『自由人』と年配の方は特に思う傾向が強いようですが、決してそうではありません。
仕事がイヤでイヤで仕方がないというのもあると思いますが、他人と何時間も一緒に働かなければならないということが苦痛に感じそこに大きなストレスを感じる人も。
あとは、『基準値』が同じか自分以上の人といる方が確実にメリットがありますし、何より楽しいですからね^^
そういう人がそのストレスから解放されきっちりと家族を養っていけるのであれば、セミリタイアはとても素晴らしいことではないでしょうか。
つまり『人付き合いが苦手』『もくもくと一人でこなしていきたい人』がセミリタイアやアーリーリタイアに向いていると一般的に言われているもの、“ただ単に人とのコミュニケーションを徹底的に避けたい”という人はこのステージにくることは難しいと思ってます。
だって、人とのつながりがなければ、セミリタイアできるほど収入を安定させて伸ばすことはよほどの天才でない限り不可能ですからね。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』に向いていない人ってどんな人?
- 一人が好きだから
- 人間付き合いが苦手だから
- 収入が確保できているから
- ある程度の経験もしてきた
- 基準値の高い人とのつながりがある
と言う理由が当てはまるからと言って、全員が向いているとも限りません。
ということで、180度別の視点でズバリ『セミリタイア』『アーリーリタイア』に向いていない人の特徴をお届けします。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』に向いている方は少数派であると言えますが、そこそこの生活でよければもっと母数は増えるでしょう。
しかし、せっかく勇気を出して大勢とは違った少数派の生き方を選択したのだから、誰もが羨む悠々自適を過ごせる人となれば、『経営能力のある人』とも言えます。
ですので、あくまで現状維持で大満足なのか、更なる高見を目指すのかで随分と向き・不向きが違ってきますよね。
他にも以下のような性格の方には向いていない傾向が強いと言われています。
- 仕事を辞めたいからと言う理由だけの人
- アイデアがなく既定路線でしか人生歩めない所謂真面目一筋の人
- 月額20万円の手取りで生活が出来ない人
- ギャンブル好き(リターンのある投資ならOK)
- 細かい部分が気になりすぎる人
- リスクに向き合えない人
- 自己投資ができない人
- 守りに入っている人
いかがですか?これに当てはまりますか?
- 会社が嫌い
- あの人が嫌
- 待遇に不満
と言うだけで安易に『セミリタイア』・『アーリーリタイア』を決断するのではなく、あなた自身の人生がかかっていますので、今一度立ち止まって冷静に考えてみる時間は必要でしょう。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』を推奨するためだけではなく、失敗してほしくないのであえてこういったマイナスの面も記載しています。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』経験者に聞く!向いている人5つの特徴!!
ここまでみてきて『やっぱり夢のまた夢』『お金がなければ実現不可能』と落胆してしまいましたか?
そこで、また視点を元に戻して『向いている人のタイプ』をぎゅっと6つに絞ってみましたのでご紹介します。
ポイント
- 世間体を気にしない人
- チャレンジ精神旺盛な人
- 細かいことを気にせず大枠で物事を捉えられる人
- 家族が協力的で過干渉でない人
- 一人で孤独を感じない人
上記でご紹介した『不向きな人』の言わば逆のタイプですね。
また、会社やコミュニティに属さないということは本当に孤独です。最低限の付き合いはあるにしても暇で仕方なくなる辛さを味わうことにもなるので、一人や少人数で没頭できる“何か”はあった方がいいでしょう。
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』を実現するための年代別必要資金
『セミリタイア』・『アーリーリタイア』の向き不向きをお届けしたところで、あなたgが気になる軍資金。
というか無計画にリタイアするわけにはいかないですからね。
では一体、いくら準備すればよいのでしょうか。
家族構成や年代によってそれこそ人それぞれですが、一般的に言われているおおまかな数字を年代別にみていきましょう。
30代
30代でセミリタイアをしたいなら、相当早い段階から計画的に準備を進めていくいかなければ、なかなかまとまった軍資金を準備することは不可能です。
家族がいるかいないかで大きく変わってくるのですが、大体30代では1500万円から3000万円の軍資金が必要と言われています。
- そのお金で何か月生活が出来るのか
- 軍資金の何割かを投資に回したとして、いくらリターンが得られるのか
まず、自身の生活費をしっかり計算してみて下さい。
そした、万が一の場合を考えて500万円は使えるお金を手元においておくと安心ですね。
40代
30代とは違って40代ともなれば、殆どの人が所帯持ちだと思います。
ここで大きく変わってくるのが共働きかどうか、子供の年齢ですね。
共働きでお子さんの学費の準備も終わっていると言うことであれば、30代と同じくらいの軍資金で大丈夫でしょうが、そうでない場合は更なる資産が必要です。
一般的には3000万円から5000万円が必要と言われています。
これは上記で述べたように共働きか否か、子供の学費の有無、住宅ローンの有無などで大きく変動します。
50代
いよいよ50代でのセミリタイアです。
50代ともなれば、ある程度社内での立場も上の方にあり、収入もまとまったものを得られているケースもあるでしょう。
お子さんも独立しているケースもあり、ここで心配されるのは老後の生活費(年金収入)の計算になってきます。
手元にまとまった現金がなくても、この年代だと退職金で数千万円がもらえる企業もあるでしょう。
そう言う場合は、65歳からの年金収入でしっかり生活が出来るなら、リタイアから65歳までの生活費の計算のみですね。
30代や40代でのセミリアイアよりも気分的には楽に出来そうです。
今は都会から離れ、田舎で自給自足の生活を送っている人もいますよね。
ゆとりある生活でセミリタイアしたい方はこちらも参考になるでしょう。
セミリタイアをするための条件まとめ
この記事では、『セミリタイア』をする場合の条件や向いている人・不向きな人の性格や家庭環境などについてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
セミリタイア・アーリーリタイアに向いてそうな性格を考えてみました。
根底から『人間付き合いがどうしても苦手でストレスを感じる』という人は、自然と人との交際がなくなって、自分一人の世界が広がっていきます。
自然と生活水準は抑えられるでしょうから、そこまでリスクはないように感じます。
それに加え『経営的能力』『チャレンジ精神』があれば成功する可能性は飛躍的に高くなりそうです。
その逆で休日は誰かと外出しないと落ち着かないという人は、自然と出費も増えるでしょう。
そういう人は人付き合いが得意なのでサラリーマン生活もうまくこなしていけそうです。
人生どのように送るかは人それぞれですから、どんな生き方がいいとか悪いとかありませんが、自分が不向きな生き方はやめておいたほうが賢明ですね。
無理をすると一番精神的にも経済的にも追い込まれるでしょうから、じっくり余裕を持てるタイミングを計ってみて下さいね。