借家で暮らす夫婦が老後に必要なお金は幾らか?についてご紹介していきます。
景気が微妙で年金も信頼できない昨今、老後に備えた貯蓄に励む人が増えています。
しかしただ漫然と貯蓄しているのではいけません。
『老後に必要なお金は果たしていくらなのか?』を確認し、その額を目指して、計画的に貯蓄を進める必要があります。
ここでは夫婦で借家に暮らした場合の老後予算について確認してみましょう。
平均的な数値について知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
【老後に必要なお金】夫婦で借家に暮らすなら
老後に必要なお金の目安って?
一般に、老後に必要なお金は、
- 2500万円前後
だと言われており、内訳のほとんどは生活費です。
ただし、この数値は以下の条件を満たす家庭で必要だとされる金額です。
- 持ち家である
- 夫婦が95歳までまずまず健康に暮らす
- 夫婦が揃って年金を受給しており、猶且つどちらかが厚生年金を受給している
よって賃料によっては金額が変動しますし、夫婦のどちらかが病気になる、介護を受けるようになっても同様です。
(ちなみに介護料金は月あたり8万円掛かるとされています)
【老後生活】月々掛かるお金
2500万円の内訳はほとんど生活費だ、と書きました。
では老後、月々に掛かるお金は幾らぐらいなのでしょうか?
むろん千差万別ですからコレという数字は存在しませんが、平均としては25万円前後だとされています。
厚生年金加入者であれば夫婦で月20万円ほどの年金収入がありますから、足りない5万円を2500万円から月々崩す・・・という形になります。
賃貸で暮らすとすれば
たとえば60歳から95歳までの420ヶ月を家賃7万円で生活した場合、出てくる数字は2940万円です。
先の2500万円と足せば5440万円、並のサラリーマンでは貯められそうもありません。
ただし、この数値はあくまでも老後の月々に必要な金額(25万円)に賃料を上乗せした数字、です。
- 生活を小規模なものに改める
- 家計の無駄を探して切り詰める
などすれば、7万円とはいかずとも4~5万円を捻出することは出来るでしょう。
それぐらいのアパート、マンションであれば2人で暮らすには無理が出ないでしょう。
資産運用もあり?
貯蓄が2500万円あるならば・・・
資産運用をするという手もあります。
たとえば2500万円を年3%で運用できれば年70万円前後の収入になり、1年分の家賃を払うことが出来るようになります。
生活のレベルにもよりますが、貯蓄を運用することによって家賃を払う、というのも手かもしれません。
老後に必要なお金・夫婦借家 まとめ
『夫婦で借家に暮らす場合、老後に必要なお金は幾らなのか?』について見てきました。
記事内容をずばり纏めると、
- 老後に必要なお金は月25万円だとされる
- 厚生年金に加入している夫婦が月に受け取る年金は20万円程度
- よって月々5万円を貯蓄から崩すことになる
- 持ち家だとしても、95歳まで暮らすのには2500万円必要
- これらの金額単純に賃料(420ヶ月分)を上乗せすれば5000万円を超える
- ただし、生活の質を抑える、無駄を切り詰める、などすれば貯蓄2500万円でも問題なし
- なおパートナーが介護を受ける、大病をする・・・などがあれば2500万円では追いつかない可能性もある
ということになります。
とりあえずの貯蓄目標は2500万円、最低でも2000万円程度・・・と思っていればいいでしょう。