団塊の世代がこぞって定年を迎え、現在多くの企業で人材不足となっています。
安倍政権の肝いり賃金アップ制作も進み更に人材不足に拍車をかけています。
賃金アップに人材不足で正に売り手市場到来なのですが、それでも募集をかけても応募がないと言うのが現状だそう。
終身雇用が当たり前だった昔と違い、アーリーリタイアを夢見るサラリーマンが増え、早ければ30代で会社を去る人もいます。
そこで気になるのが退職後の資金繰りや資産面ですよね。
- 30代でアーリーリタイアしたサラリーマンは、本当にやっていけるのか?
- いくらの準備資金・資産があればよいのか?
など、この記事では、誰もが一番気になる現実的な部分についてご紹介していきます。
サラリーマンを辞めて『アーリーリタイア』したい人を全力応援する理由
- 『アーリーリタイヤを目指しています』
- 『セミリタイヤのためアルバイトをしています』
と耳にすることは、実際に多くなってきました。
- 『毎日眠たい目をこすりながら出社するのが辛い』
- 『人付き合いが苦手』
- 『粉骨最新働いても賃金カットにサービス残業』
と、多くのサラリーマンが『出来ることなら自分もそうしたい』と思っているのではないでしょうか。
個人的には、時代は過去の終身雇用はほぼ崩壊しつつあり、転職が不利とは思わないので、“全てが自分に返ってくる”と言う勇気を出して第一歩を踏み出し頑張った人が報われる成果型主義『アーリーリタイア』については、全力で応援したいと思っています。
少子高齢化が加速し世界一とも言われる長寿大国日本では、どんどん社会保険料が上がり続けていますよね。
ちょうど20年前ですと国民年金も12000円程度だったのですが、今では16000円を超えています。
サラリーマンは年収850万円以上の所得増税も課されることとなりそうですし、働けど働けど、手元にお金が残ることは減っていきます。
その点、独立してしまえばやった分は全て自分へリターンされますよね。
サラリーマンにとっては過酷な社会だからこそ、『アーリーリタイア』に憧れる人がここ最近では急増しているのでしょうね。
そしてまた、それは自分の身を守り、格段にストレスを軽減して健康的に人生を楽しむことが出来るのです。
『アーリーリタイア』・『セミリタイア』・『早期退職』とは?
ここまで『アーリーリタイア』についてお伝えしてきましたが、似たような言葉で『セミリタイア』や『完全リタイア』『早期退職』などの類語もあります。
殆どの方がいずれかの単語を耳にしたことがありますよね。
ところが、知っているようで今さら人には聞きづらいこの単語についてもご説明します。
セミリタイヤ
『定年退職前に貯金をしてから会社を辞め、時間的余裕を持ちながら仕事で収入も得ていく』という意味合いで使用されています。
繰り返しますが『セミリタイア』は、半分仕事をして収入を得つつ、半分リタイアの生活スタイルです。
半分だけ引退する。
読んで字のごとくですね。
完全リタイア
それの対義語が『完全リタイア』。
『完全リタイア』とは、退職後は仕事はせずに貯金を切り崩しながら生活をしていくことを言います。
そのため、セミリタイアよりも大きな貯金額が必要となります。
早期退職
それでは、『早期退職』は『アーリーリタイア』と同じ意味合いと言う理解でしょうのでしょうか。
『早期退職』とは、一般的に会社の『早期優遇退職制度』に申し込んで定年前に退職することを指し、『希望退職』とも言います。
2009年リーマンショックサブプライムローン問題やJALの民事再生の時には『派遣ぎり』や『早期退職者募集』が行われました。
毎日ニュースでも取り上げられ社会問題となりました。
つまり、『会社の業績悪化』の措置としてとられる場合が多く、会社都合のため『割増退職金』が加算されることが一般的です。
この早期優遇退職で定年退職より少し早い50代、特に、55歳あたりで仕事を辞める方が多いです。
アーリーリタイア
日本語に訳すと『アーリー』=『はやい』なので『早期退職』と同じように受け取られがちですが、実際は違う使われ方をしています。
『アーリーリタイア』は、会社の早期優遇退職制度の利用をせず、30代~50代で会社を退職することを意味しています。
つまり、『セミリタイヤア』と『完全リタイア』を合わせて『アーリーリタア』と言う括りになっています。
そこは少し勘違いが生じやすいので注意が必要です。
30代でのアーリーリタイアは1500万から2000万の準備資金が必要?40代なら退職金を軍資金に!
それではここからは気になる現実的なお金の話です。
- 『毎月30万円程度のお給料があったのにそれが無くなるなんて。』
- 『自分にはアーリーリタイアは夢のまた夢で資金面での不安が大きすぎる』
と、まずはお金についての不安が頭をよぎります。
実際に、ある程度の資産=軍資金がないとリタイアはできませんよね。
30代のアーリーリタイア軍資金はアルバイトで?
実際、30代でアーリーリタイア・セミリタイアをする場合、1500~2000万円の準備資金が必要とも言われています。
ところが、その資金を集めるのは一般的なお給料では正直限界があります。
なぜなら、
- 20代平均年収:250万円~350万円
- 30代平均年収:450万円~500万円
といったところです。
これは額面収入で、現実的にはこの額面から
- 厚生年金
- 健康保険
- 雇用保険
- 住民税
- 所得税
が天引きされます。
つまり、扶養家族の有無や個々の自治体などにより住民税など若干の上下幅はありますが、大体手取りは額面の8割り程度になるのではないでしょうか。
更に、個人で医療保険や生命保険に加入している人も多いでしょう。
光熱費や食費などの生活費を差し引いて貯金をしようと思っても、大きな金額を貯金する事は不可能です。
20代は給料も少なく一人暮らしをしている場合、生活費でお給料全てが消えてしまい、貯金どころではないのです。
30代に入りようやく昇給し少し生活に余裕が出てきたとしても、20代で殆ど貯金がないのに、到底1500万円~2000万円の準備資金なんて作れるはずのないのです。
仮に22歳で就職し、32歳まで10年働いて1500万円を貯金しようとした場合、
- 1500万÷120ヶ月(10年)=125,000円
の計算になります。
22歳から毎月125,000円の貯金が出来ますか?
しかし、現実に30代でセミリタイヤ・アーリーリタイヤを成し遂げて、その後もうまく、そして楽しくセミリタイヤ生活を謳歌している人は周りにいますよね。
なかなか20代からこれをやろうとしても心身ともに途中で挫折してしまいます。
焦らず、30代に入ってからでも間に合いますよ。
人生は長いです。
仮に30歳で年収500万円、手取りが8割の400万円だったとします。
- 400万円÷12ヶ月=33.3万円
毎月の生活費を15万円に抑えれば、18万円が手元に残ります。
18万円×12ヶ月=216万円となり、7年で1500万円の資金が貯まります。
もし現在の貯金額は0円だとしても、1500万のセミリタイヤ資金を貯めることは可能です。
現在の仕事をどうしても離れたい場合、何としても生活費を切り詰め夢のセミリタイアで人生を楽しむ選択は十分可能ですよ。
具体的に生活費や貯金額を算定すると、生活シミュレーションもたてやすいですね。
少しでも貯蓄ペースを速めたい場合、会社の休日にアルバイトをすることも可能です。
体力のある若い世代の大きな武器ですね。
40代のアーリーリタイア軍資金は退職金
ある程度勤続年数が長くなると、それなりに退職金がもらえる場合もあります。
そこで、貯金はないけれど、まとまった退職金があるのでそれを元手にアーリーリタイアを決意したと言うサラリーマンもいます。
ここは、退職金制度のある会社で勤務するサラリーマンの強みですね。
退職金は所属税・住民税は課税されますがその他がかかりませんので税制面で大きなメリッとがあります。
これらを最大限にうまく活用して、アーリーリタイアが成功すれば、もう第二の人生とても有意義に送れそうですね。
わくわく胸が高鳴ります。
- 在庫なし
- 初期費用なし(数千円)
- リスクなし
のビジネスで僕は退職して今、自由な生活を送っています。
その方法にもし興味があればこちらかどうぞ。
『アーリーリタイア』後の資産運用。インデックス投資で不労収入は確保できる?
ここまでは『アーリーリタイア』するための準備資金面について具体的数字を挙げてにご紹介してきました。
では、リタイア後の収入はどのように得たらよいのでしょうか。
生活を切り詰めアルバイトをして1500万円は貯めたけれど、いざリタイア後、『完全リタイア』程の余裕資金があるわけでもありませんので、生活費を工面する必要があります。
アルバイトでもすれば生活は出来るのでしょうが、そもそもアルバイトで苦痛な仕事や人間関係からストレスを抱えて生活をするのなら、セミリタイアした意味がありませんよね。
そこで、必要になってくるのが不労所得とか不労収入と言われるものです。
現に多くのセミリタイアした先輩たちは、これから紹介するような不労収入を得て生活をしているのです。
不労収入には不動産投資などがありますが、おすすめなのがインデックス投資です。
何と言っても最大のメリットは、
- 長期運用する事で平均利回り5%~7%(株式100%の場合)
- リスクを分散出来る
- 放置していても毎月配当が振り込まれる
といった点です。
仕事を辞めた後の生活資金として、インデックス投資はとても向いています。
投資は時間をかければかけるほど大きな利益を生み出すので、早くアーリーリタイヤすればする程リターンも比例していきます。
だた、これらはあくまで投資です。
ですので、上記で触れたようなリーマンショックなどの不況に陥れば、それらの価値も下がってしまいます。
焦ってこれ以上マイナスは蒙るのは嫌だと底値で売却しないためにも、メンタル面で余裕は絶対に必要。
なので、1500万円ためた内全額をインデックスファンドへつぎ込むのではなく、2年くらいは生活できそうな防衛資金400~500万円は手元に残しておきましょう。
月々15万円で生活をして1500万円貯めた実績・経験があるのですから、これだけ手元に残しておけば臨時出費などにた対応出来ますね。
実際、筆者も毎月1万円をコツコツファンド投資へまわしています。
現状、そこに手をつけずとも生活は出来ていますので、毎月の分配金は再投資をして順調に資産形成していますよ。
65歳定年が定着しつつある社会で、このペースでいくと将来の不労収入となり、大きな果実と成長してくれそうです。
資産90万円が2億円に!?
アーリーリタイアされた方のブログなどを見ていると、中には9.11の時、90万円の資産だったのが2億円を突破したと言う方もいらっしゃいました。
資産の内訳を画像掲載されていらっしゃったので見てみると、証券口座の評価額が資産全体の半分以上になっていました。
他、インデックス口座は資産全体の5%でした。
その他は銀行預金などでしたので、この方は、投資信託やインデックスで大きく資産を築かれたと言うことのようです。
20代サラリーマンが毎月株投資で20万円の副収入
他にもアーリーリタイアを目指して株の配当を得られているサラリーマンもいらっしゃいます。
20代後半の三菱サラリーマンだそうですが、遂に月額で新卒初任給並みの不労所得を得ているのだとか。
2018年8月の配当収入を記載されていて、その内容は税引後で181,196円だそうです。
この方は、淡々と給与収入の8割と賞与全額を株式市場に投下してきた結果だとブログで紹介されています。
長期・つみたてを実現するには、給与収入から毎月一定額を確保し、淡々と積み立てて行くことが肝心なのですね。
アーリーリタイアは大きな大きなアメリカンドリームですね!
サラリーマンが『アーリーリタイア』に失敗しないで簡単にする方法とは?!
ここまでで、『セミリタイア』や『アーリーリタイア』する前の準備についてご紹介してきました。
実際、具体的な経済面での目標も達成し、いよいよ会社に退職届をとするならば、絶対に退職後に失敗してはいけませんよね。
最初の頃は、自由な生活・大きな資産を形成出来るかもしれないと夢・希望に満ち溢れまるで新入社員のような浮かれた気持ちになっているかもしれません。
しかし、趣味や旅行も毎日のように行うと3カ月もするとだんだんと飽きてきますよね。
『セミリタイア』や『アーリーリタイア』も同様に早かれ遅かれ飽きてしまう時期が到来する可能性は高いです。
その時に、きっちりと生活の基盤(経済面)での具体的な計画をたてていないと、またサラリーマンへ戻ることとなり、結果的に必至で貯めた軍資金を溶かしてしまったりと言う結果に陥ります。
セミリタイア後に何をするか?目標に向かいつつ真剣に考えておかないとセミリタイアによって不幸になります。
また、インデックス投資や株式投資での資産形成で成功した事例をご紹介しましたが、実際どの銘柄を選択するのかも難しいですよね。
そこで、実績を出した人に実際に会って疑問をぶつけてみましょう。
なかなかそんな人まわりにいないと思いがちですが、意外と『投資セミナー』などは多数開催されています。
ここで注意が必要なのは、企業が開催しているセミナーではなく『実績を出した個人が開催するセミナー』です。
足で情報を稼ぐと、意外ととてもメリットの大きな投資案件を入手することが出来ます。
その負のスパイラルに陥らないためにも、きっちりと具体的に計画をたてながら、どのような計画を立てたらよいのかも先輩方から教わるとより一層アーリーリタイアを素晴らしいものに人生を豊かに変えてくれるでしょう。
- 指導者
- 仲間・コミュニティ
- 情報
が絶対に必要です。
ぜひ堅実な方法でお金を増やし、リタイアを現実のものにしてくださいね。
結局、サラリーマンをやめてアーリーリタイヤしたいならブログをやるべき
やはり投資は『あくまで余剰資金や投資のテクニックを知っている人』やその経験がある人が実践すべきであり、単純で簡単な気持ちで実践しない方がいいと思ってます。
確かに、アーリーリタイアをしている方はいます。
- 28歳で資産3000万円を達成して新卒入社の会社を退職
- 工場勤務をしながら30歳までに3000万円を目指す
- 妻子をかかえうつ寸前のサラリーマン
- 50歳までに3000万円ためてセミリタイア
- 40代貯金2000万でセミリタイア
といったブログで発信されている方もいますが、こういった方々はもはや投資家です。
長い経験値と地頭の良さが功を奏しているという印象が強いです。
それに、リタイアしても『リタイア後の収入』を投資だけに依存するのは少々不安定な気もします。
投資は世界情勢にも大きく影響を受けますし、予想しきれないことも数多くあるでしょう。
できる人はできるかもしれませんが、ほとんどの場合“自分でコントロールすることが難しい”収入源だとも言えますよね。(もちろんコントロールできてしまう人もいます)
なので、
- リスクは少なく失敗がない
- 収入の柱は多く
- 利益率が異常に高い
方法を取った方が、投資もしやすいですし、そもそもお金に悩んでいる方はまず資金を作る必要があるわけで。
それが『ブログ』なら可能ですし、実践した分のリターンをより確実に手に入れることが可能です。
その仕組みが知りたい方は僕のメルマガやこちらの記事を参考にしてみてください。
『アーリーリタイア』出来るけれどしないという選択肢も
人生は一度きり。
絶対に失敗だけは避けたいと言うことを重視されている方もいますし、家族を路頭に迷わせるハイリスクなことは出来ない、今の会社で十分満足と言う声もあります。
更に、軽視されがちなサラリーマンでいる限り福利厚生、退職金、厚生年金などはもちろん、人間ドックなどの定期健康診断など、後々後悔する可能性の高いメリットが少なくありません。
例え資力があったとしても安定した給与収入を安易に手離すことが惜しいと感じる人もいるでしょう。
仮にフラストレーションの少ないサラリーマン生活が実現できるとするなら、特別な目的もなくアーリーリタイアを実現し、暇を持て余したりすることが苦手な方は、サラリーマンでいることを選択するのもありだと思いますよ。
30代サラリーマンが『アーリーリタイア』をするための資産形成まとめ
この記事では、30代サラリーマンが『アーリーリタイア』を実現するためにいくらの資産が必要なのかをお届けしてきました。
いかがだったでしょうか。
- アーリーリタイア後に何をするのか?
- 資産は十分あるか?
を考え、きっちりと軍資金を準備してからアーリーリタイアをしないと間違いなく後悔します。
一度アーリーリタイアをしてしまうと簡単には元に戻れませんし、仮に戻ったとしてもリタイア前よりも収入はもとよりポジションは不利になる傾向が強いです。
それを回避するためにも、絶対にセミリタイア・アーリーリタイアを成功させたいですよね。
退職した会社に出戻りなんて強靭なアイアンハートと会社自体が情に厚くないと成立しないです。
本記事では厳しい現実も書き綴ってきましたが、それでもセミリタイアを成功せせている方は沢山います。
それはあなたの周囲を見渡しても分かることでしょう。
ご紹介したインデックス投資をはじめ、主婦の方でもブログやアフィリエイトなど様々な在宅ワークで稼ぎ出している方は多いです。
自分自身にあった収入確保の手段を選別してみて下さい。
まずは実際に自分の目で自分の耳でセミリタイア・アーリーリタイアをした先輩から話を聞くことをお勧めします。
出回っていない秘密の情報なでも聞き出せるチャンスかもしれませんよ。
自分の目標や価値観・方向性が決まれば、自分を客観視しつつもゴールに向かってひたすら猛進すればOK。
仮に職場とかコミュニティに自分の信念を妨げるような人が読者の方々の中にいらっしゃったら、もう全く気にする必要なし!基本的に利害関係が絡んでくると、職場という狭い世界では嫉妬や様々な感情が渦巻き始めるのが世の常。
自分を貫き通しましょう。